(注）　 従来 EZDOCでは、文書ファイルを HTML version4.1 に変換してブラウザで表示していました。 しかし、HTML ではリンクの URL に全角文字を使用することが好ましくなく、 また リンクが機能しない場合があります。 これに対処するため EZDOC version7.3 から文書ファイルを XHTML version1 に変換してブラウザに 表示するようにします。
XHTML version1 は、HTML version4.1 の要素と属性をXMLで再定義していて、 これらの間で要素や属性の考え方は同じです。 そこで EZDOC の説明においては必要が無い限り XHTML について、 これより広く普及している HTML をそのまま表記として使用します。ご了承下さい。

#	OS	XSLTプロセッサ	備考
1)	[windows系] Windows 7	msxsl.exe
2)	[linux系] openSUSE 13.2	xsltproc (libxml 20901, libxslt 10128, libexslt 817)	ファイル名に全角文字があると正常な処理ができません。
3)	[Mac系] OS X El Capitan 10.11.2	xsltproc (libxml 20707, libxslt 10124, libexslt 813)	ファイル名に全角文字があると正常な処理ができません。

（注）　 バッチファイルを実行すると｢MS-DOSの窓｣が開いて最後の行に、 ｢続行するには何かキーを押してください . . .｣が表示されます。 この窓にはバッチファイルによる処理内容などが表示されます。 通常は、適当なキーを押して下さい。窓が閉じます。
なお、文書ファイルに誤りがある時の警告などもこの窓に表示されます。

1)	ezdoc.html	：	文書ファイルから変換したHTML
2)	ezdoc.xml	：	文書ファイル（テンプレートの写し）
3)	ezdoc.xsl	：	スタイルシート

1)		XML文書としての宣言
2)		EZDOCで定義する要素とその内容 a) 文書の枠組みを記述する要素 b) 段落の中を記述する要素、等

[表示]

ezdoc.html Yahoo!Japan

[属性]

href	：	リンク先のURLもしくはファイルへのパスを書きます。常に必要です。
target	：	target 属性があるとリンク元を表示しているウィンドウとは別に 新しくウィンドウを開いてそちらにリンク先の内容を表示します。 属性値には、適当な名前を書きます。同じ名前のウィンドウが 既に開いている場合にはそのウィンドウに表示します。

[表示]

一般の文章は、この位置から表示されます。 引用した文章は、この位置から表示されます。

長い文章の
途中で
<br/>
改行する。

[表示]

長い文章の 途中で 改行する。

[brの属性]

clear

：

画像に対する文字列の回りこみを解除する（例： clear="all")。

[表示]

例えばタイトル その内容などの文章

[表示]

箇条書き ulもしくはol/li要素を使って書きます。 用語定義のリスト dl/dt/dd要素を使って書きます。

[表示]
[imgの属性]

align	：	画像に対して文字列の回りこみを可とする時、 画像の置き場所{left | right}。
src	：	表示する画像のファイル名を指定します(例： src="image/sakura.jpg")。
width	：	表示する画像の幅を指定します（例： width="100")。単位はピクセル。
height	：	表示する画像の高さを指定します（例： height="150")。単位はピクセル。

（注）widthかheightの一方を指定すると画像の縦横比を維持して表示されます。

[表示]

<article> ....(xml の構文等) </article>

[表示]

大きく表示。 小さく表示

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今日の在庫状況 品目 単価 　 在庫 リンゴ @150- 10コ みかん @80- 52コ

[tableの属性]

border	：	表の枠線を表示する時に使用します(例： border="1")。 値は枠線の太さを示します。 枠線を表示しない時は省略します。
width	：	表の横幅を指定します(例： width="200"、 width="50%")。単位はピクセル、 もしくは表示幅に対する割合(％)で与えます。
ref-id	：	｢第3.5.5項｣で後ほど説明します。

[trの属性]

align	：	横位置{left | center | right}を指定します(例： align="center")。
valign	：	縦位置{top | middle | bottom}を指定します(例： valign="bottom")。

属性"align"、"valign"は、 要素"tr"に含まれる子要素"td"ないし"th"のデフォルトとして作用します。

[thの属性]

width	：	セルの幅を指定します(例： width="70"、 width="20%")。 単位は、ピクセル、もしくは表の幅に対する割合。
align	：	trの属性と同じ書き方です。
valign	：	trの属性と同じ書き方です。
colspan	：	横方向に結合するセルの数を指定します(例： colspan="2")。
rowspan	：	縦方向に結合するセルの数を指定します(例： rowspan="3")。

[tdの属性]
要素"th"の属性と同じです。

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今日の在庫状況 品目 単価 在庫 リンゴ @150- 10コ みかん @80- 52コ

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今日の在庫状況 種類 品目 単価 在庫 果物 リンゴ （在庫なし） みかん @80- 52コ

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・ 日本語 ・ 英語

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1) 日本語 2) 英語

<dl-n>
<dt>一般の定義リスト
    </dt>
    <dd>要素dl/dt/ddを使って書きます。
        </dd>
<dt>番号付き定義のリスト
    </dt>
    <dd>dl-n/dt/dd要素を使って書きます。
        </dd>
</dl-n>

[表示]

1) 一般の定義リスト 要素dl/dt/ddを使って書きます。 2) 番号付き定義のリスト dl-n/dt/dd要素を使って書きます。

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桜の花

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桜の写真

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今日の在庫状況 # 品目 単価 在庫 1) リンゴ @150- 10コ 2) みかん @80- 52コ

#	種別	要素	表記
--	----------	----------	----------
1)	図	fig	図
2)	写真	photo	写真
3)	表	table	表
4)	章、節、…	section(*)	（なし）
5)	付録	appendix(*)	付録

(注) * 印の要素は、属性 ref-id の有無にかかわらず常に番号が付きます。 なお、番号付けの対象となる図、写真、表は要素 section の子孫の要素に限ります。

[表示]

写真3.1 桜の写真

[表示]

上の写真の参照は、｢写真3.1 桜の写真｣になります。 標題を抑制する場合は、｢写真3.1｣になります。 この項は、｢3.5.5 図表などへの番号付けとその参照 （属性"ref-id"と要素"ref")｣です。

REF："適当な文字列です"

1)		段落の内容は、親の要素 pa との間に空行を置いて区別し、 インデントを止めて左端から書き始めます。
2)		リストや表など内容の量が多くなる要素は左端から書き始め、 他との区別のため空行を前後に入れます。
3)		表（table要素）は、１列分のデータをテキストエディタの１行毎に分けて書き、 各行の開始位置も調整する （｢3.4.9 表(table/caption/tr/th/td)｣を参照）と、内容の修正や、 列の挿入、削除が、ずっと楽になります。
4)		テキストエディタによっては、 タブ幅が標準で半角8文字になっているものがあります。 可能なら設定を2ないし4文字に変更すると入力とその確認が楽になります。

#	ファイル名	必須	内容など
1)	ezdoc.html	○	HTML（ファイル）。
2)	ezdoc.xml	○	文書ファイル
3)	ezdoc.xsl	○	（個別の）スタイルシート
4)	ezdoc-ini.xml		パラメータファイル。 同じ名前のファイルは置かないで下さい。 バッチで削除するので通常は見えません。
5)	ezdoc-files.xml		複数の文書を統合する場合のファイル一覧。
6)	ezdoc-index.html		目次つきHTMLの先頭ファイル。
7)	ezdoc-integ.xml		複数文書を統合したファイル。 同じ名前のファイルは置かないで下さい。 バッチで削除するので通常は見えません。
8)	ezdoc-left.html		目次付きHTMLの左フレーム（目次）。

1)		目次の生成
2)		文書ファイル名の変更
3)		複数の文書ファイルの統合
4)		文書の体裁の変更

set INDEX=on

（注）
次の記号は、ファイル名の一部に使用することができません。
スラッシュ (/)、円記号 (\)、不等号記号 (<>)、アスタリスク (*)、疑問符 (?)、 ダブル クォーテーション (")、縦棒 (|)、コロン (:)、セミコロン (;) 、 空白、タブ

<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="./sample.xsl" ?>

set MULTI=on

1)		文書の表題、副表題、日付、著者名、前書きは、 最初の要素 file で示される文書ファイルの内容が使われます。
2)		要素 section は、要素 file の順に従って並びます。
3)		付録は、最後にまとめられ、やはり要素 file で示されたファイルの順に並びます。

1)		文書の書体（フォント）をデフォルトのゴシック体から明朝体へ変更
2)		文書の書体の大きさを標準から、一回り小さなサイズに変更
3)		図番などの番号を、文書内の一連の番号に変更

1)ezdoc.xml、 2)ezdoc.xsl、 3)ezdoc-files.xml

1) インストール

インストールは次の手順によります。

a)		インストールで使用するファイル ezdoc-73.zip を ホームページ｢ソフトの道具箱｣(URL:http://toolbox-crea.cool.coocan.jp/) からのダウンロードして入手します。
b)		インストールする基盤フォルダを決め、 その直下にフォルダ creaTool が無ければ、これを作ります。
c)		そして、ファイル ezdoc-73.zip の内容をフォルダ creaTool の下に解凍して下さい。

フォルダ ezdoc-73 が生成され、そこに中身が展開されたら完了です。 フォルダ構造は次のようになります。

（基盤フォルダ）
   +--creaTool
        +--ezdoc-73

この場合、"（基盤フォルダ)/creaTool/ezdoc-73"がEZDOCのホームフォルダになります。

2) アンインストール

インストールした EZDOC ホームフォルダを配下のファイルごと削除して終わりです。

1) インストール

a)		下の URL を右クリックし、新しいウィンドウで開くを選択 "http://www.microsoft.com/downloads/Search.aspx?displaylang=en"
b)		ページの最初の行の虫眼鏡をクリックし、 生成された検索用のボックスに"msxsl.exe"を入力して改行。
c)		表示された"Command Line Transformation Utility (msxsl.exe)"をクリック。
d)		msxsl.exe ページの Download ボタンをクリック。
e)		ダウンロードした msxsl.exe をパスの通ったフォルダにコピーするか、 もしくは任意のフォルダに置いてパスを設定します （パスの設定の仕方は、必要なら下を参考にして下さい）。

[パスの設定]
Windows7の場合は個別のユーザ毎に次のように行います。

a)		次の順にリンクないしボタンなどをクリックして進みます。 [コントロールパネル]−[システム]−[詳細設定]−[環境変数]
b)		ユーザ環境変数側で次の処理をします。 i) 環境変数"PATH"の設定が無ければ、新規ボタンをクリックします。 i) 変数名に"path"を記入。 ii) 変数値にmsxsl.exeを置いたフォルダのパスを記入 （例： D:\usr\bin）。 ii) 環境変数"PATH"の設定があれば、"PATH"の行をクリックして 編集ボタンをクリックします。 i) 変数値の最後に";"を追加して記入。 ii) 変数値の最後にmsxsl.exeを置いたフォルダのパスを追加して記入 （例： D:\usr\bin）。
c)		その後、OKボタンを3回続けクリックします。

2) アンインストール

パスの通った所に置いたmsxsl.exeを削除して終わりです。